アフレコ落語編　所作札紹介

手ぬぐいを煙草入れに、扇子をキセルに見立てた、煙草をのむ所作です。

落語ではタバコを「吸う」ではなく「呑む」と表現します。

手ぬぐいを手紙に、扇子を筆に見立てた、手紙を書く所作です。

現代のように多様な通信手段がありませんので、手紙を書く場面はたびたび登場します。

手ぬぐいを見立てた本や手紙などを読む所作です。

扇子を徳利に見立てた酒を注ぐ所作です。

これは落語の所作というわけではありませんが、日本舞踊では使われます。

犬や狸など、四つ足の動物を表す所作です。

「元犬」「鴻池の犬」など、落語には愛嬌のある動物がよく出てきます。

女性が笑っている所作です。

昔の女性はみな奥ゆかしいので、笑っている口元を決して人には見せないそうです(某師匠のお言葉)。

老婆を表す所作です。

垂れ下がった乳房を支えている様子で、高齢になるほど手の位置が下がります。

風呂敷で荷物をしょっている歩いている所作です。

今ではほとんど見ませんが、この時代には当たり前の手荷物の形でした。

ちなみに、落語家は真打になると、記念の風呂敷を作ります。

布団をかぶってブツブツ言っている所作です。

座布団に座った状態で全てを演じる落語では、例えばこんな形で「寝ている」状態を表現します。