企画と試作
スタートが高校卒業ぐらいというのは最初に決まりましたが、就職や進学など、人によって違う複数の進路をどう扱うかで迷いました。 ゲームとしてはなるべくシンプルな方が、シャベロクの本来の目的である対話に集中できます。 シャベロク初期の試作段階では分岐なども試しましたが、現在は一本道に落ち着いています。 そこで、複数の進路で起きる出来事を混在させて、一本道にすることにしました。
キャリア教育などでは進路や職業の選択に注目しがちですが、実際には日々の仕事や生活も大切な選択の連続です。 そこで、特定の進路や職業によらない出来事を並べることにしました。
最初数年の「駆け出し」、その後数年の「伸び盛り」、さらにその後の「独り立ち」の3つの期間に分けました。 「駆け出し」では進学した場合と就職した場合が、「独り立ち」では、起業などで独立した場合の出来事も混在させます。
ここまで決めて、それぞれの期間のスゴロクのマスに書く出来事の候補を挙げていきました。 シャベロクでは、自分や周りの人の実体験など、出来るだけ実話に近い出来事を取り入れるようにしています。 200程度の候補の中から、中高生に理解できるかや、様々なバランスなどを考慮して、38に絞りました。 学校などで使うことを考えて、短時間で終わるように家族編より少なくしました。
参加者していただきやすいオンラインでのテストプレイを想定して、今回はUdonariumを使用して試作を行いました。 作成途中のカード画像、コマの写真、背景などの画像を用意して、Udonarium上に入れ込んでいきます。
説明書も作成途中のものをPDFで読んでいただいて、テストできるように用意しました。