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初めてのワークショップ …を作ることになったあなたへ Q&A編

あまり経験も知識もないけど、ワークショップを行うことになってしまった…、そんなあなたの素朴な疑問に、ツナグヒラクの経験をもとにお答えします。追加の質問などあれば、お問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。

1回の時間はどれくらいが適切でしょうか?

集中の緩急をつけたプログラムデザイン

前回の模造紙を囲んで思い出し・共有・別視点からの見直し

集中力が持続する時間の限界を意識したプログラム構成とすべきですが、 参加者の年齢や状態、ワークの内容などの組み合わせによって変わりますので、 それが何分なのか何時間なのかは一概に言えません。

全体の時間は45分,2時間,半日など、外部要因によって決まってくることが多いと思います。 その中で、ワークの内容で緩急をつけ、疲労度に応じて休憩を取るなどして調節しましょう。

目標を達するために1回の時間では足りず、別の日に続ける場合もあると思います。 ただ、あまり細切れにしてしまうと、前回の状態を思い出して、 その時の気持ちを取り戻すのに時間と努力を必要とします。

このような場合、たとえば、話し合いの経緯を模造紙や付箋などで記録しながら議論し、 次回も、そこから続けるようにすると、思い出しやすいかもしれません。

前回の欠席者が参加するような場合、そのフォローに余計な時間がかかるような気もしますが、 前回の出席者が記録を見ながら説明しつつ、前回欠席者からの質問に答えることで、 思い出すこと、共有すること、別視点から見直すことを同時に行うことができて、 自然に良い準備が出来るという面もあると思います。

参加者募集の時にお知らせすることは何でしょうか?

参加者募集チラシの例

募集の場合、見た人に参加してみようと思ってもらわなければなりませんので、 まずは魅力的なタイトルやキャッチコピーを工夫してください。 想定参加者がどんなことにメリットを感じるかを考えてみましょう。

もちろん、目的、内容、対象者、定員、日時、場所(地図などの案内も)、申し込み締め切り、 問い合わせ先などは必須でしょう。

参加者がとても多くなりそうなのですが、大丈夫でしょうか

参加者がとても多くなりそうなのですが、大丈夫でしょうかのイラスト

対話主体の場合、適切な人数は5人程度以下でしょう。 それ以上では一部の人だけが発言するようになりがちです。 そのため、そのくらいのサイズでグループに分割することになります。 進行役(メインファシリテーター)は複数のグループを巡回して状況を把握し、 必要に応じて介入しますが、グループが多いとすべてを把握するのは困難です。 最低でももう1人のファシリテーターと分担したいところです。 理想的にはグループごとにファシリテーターをつけたいところです。

全体での共有の時間も設けますが、グループ数があまりに多いとそれも時間的に難しいでしょう。 そんな時にはワールドカフェという手段もあります。 もちろん、目的によりますが、全体でゆるやかに共通の認識や一体感を持つという意味では有効だと思います。

参加者数が多いと必然的に広い会場を使用することになると思います。 反響による音声の聞こえにくさも気にしておきましょう。

席の配置で気を付けることは何ですか?会場準備で他に気を付けることはありますか?

席の配置で気を付けることは何ですか?会場準備で他に気を付けることはありますか?のイラスト

グループワークがある場合が多いと思いますので、 グループメンバーが机を囲めるような島型の配置ができるようにしましょう。 この時、島の間隔があまり近いと、他グループの声が干渉して自分のグループの対話に集中しずらくなります。 もちろん、進行役の声が聞こえにくい場合も問題ですが、これら音声明瞭性の問題には、 壁の材質などによる反響性も関わっています。

考えたり話したりするだけの場合でも、ずっと座ったままよりも、 ちょっと立ったり歩いたりできるスペースがある方が、脳の活動にも良いパフォーマンスが期待できます。 紙やペン、飲みものやお菓子などを1ヵ所において自由に取りに行くことでも、少し動きが生まれます。 ある程度余裕のある空間レイアウトを心がけましょう。

後半(近日公開予定)に続きます

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