1 お打ち合わせ
目的、日時、場所、制約、対象者の人数、属性、関係性などを伺います。特に目的については、実施前に比べて参加者にどのような変容をもたらしたいか、成果物としてどのようなものを期待するかなど、出来るだけ丁寧にお聞きして、具体的なイメージを共有したいと思います。
2 プログラムデザイン
まず、目的を達成するためにどのようなメインワークが最適かを考えます。
次にメインワークを効果的に行うためには参加者はどのような状態になっていることが望ましいか、予測される開始時の状態からその状態に無理なく変化させるにはどのようなアイスブレイクが必要かなど、段階を追って考えます。
また、メインワークの後に、そこでの体験を気付きや学びとして参加者自身の中に定着させるためにどのようなリフレクションが適当かなども考えます。
この際、読んだり聞いたりしただけの知識ではなく、自分自身が経験したことのあるアクティビティをベースに、そこから選択、応用するようにしています。
このように大きな流れを描いた後、それぞれのアクティビティについて、問い、グループサイズ、空間デザイン、使用するツールなどの詳細を詰めて、プログラムを設計していきます。
3 プログラムのご提案と調整
設計したプログラムをご説明し、ご希望と合わない部分があればその調整について、また当日の準備などの詳細についてご相談させていただきます。
その際、必要に応じてプログラムのデモや試行を行うこともあります。
その結果を受けてプログラムの調整と当日の準備を進めます。
4 当日のファシリテーション
部屋や什器、使用するツール、スライドやBGM、参加者の名簿や配布物など必要に応じた準備を行い、参加者をお待ちします。
ワークショップが始まると基本的にはプログラムデザインに従った進行を行います。
しかし、ワークショップは生ものですので、参加者の様子を注意深く観察し、場をよく見ることを大切にしています。
それに応じて、適切な声掛けやグループワークへの介入などを判断しつつ、プログラムを調整しながら進めていきます。
これを可能にするために、あらかじめ調整可能部分をプログラムデザインに埋め込んでおきます。
5 振り返り
次回への改善のためにも、当日終了後あるいは後日、関係者による振り返りを実施するようにしています。